Experimental Learning

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再びS.I.です。

前回の投稿(HECの授業(Core1))でも書きましたが、HECではExperimental Learningが積極的に取り入れられています。

Negosimというビジネスシミュレーションについては既にS.O.さんが投稿済ですので、今日はBach GameとOPEQについて書きたいと思います。




Bach Game (バックゲームと読みます)
こちらはAccountingのビジネスゲームです。いくら工場を新設するか、原材料をいくら仕入れるか、マーケティング費用をどの程度投下するか、商品価格をいくらに設定するか、などをチームで決めます。
これだけだと一見Accountingだけに関係するものではないようですが、このゲームでは、これらの判断に基づいて自分たちで財務三表を作成する必要があります。Accountingの授業で個別の会計処理については学びますが、財務三表の繋がりというのは実際に三表を繋げる作業をしてみないとなかなか仕組みがわからないものです。いわゆるFinancial Modelingの基礎となる仕組みをこの授業で学ぶことができるのです。


OPEQ
こちらはManagerial Economicsのビジネスゲームです。決めるのは1つだけ、生産量です。需要曲線と供給曲線に基づき、市場として最適な生産量を維持することができれば各プレイヤーは大きく儲けることができます。
計15回のターンのうち数回はチャットボックスが使えるので、他のチームとカルテルを組むこともできます。しかし、カルテルを持ちかけておいて、だまし討ちする(相手を上回る量を生産する。価格も下がる)こともできます。

我がチームは、最初のターンからだまし討ちを仕掛けたために市場が崩壊、最終的には過当競争が進んで価格はほぼゼロに。学んだのは需要曲線、供給曲線、カルテル、独占といったことだけではありません。まさに我々がどっぷりはまったのは囚人のジレンマでした。


Experimental Learningは、ただ実感を持って理論を学ぶということに留まりません。限られた時間の中でチームとして意思決定をする、これが実は一番大きな学びなのではないかなと思っています。プレッシャーのある環境下で、しっかり理論的根拠に基づいた意思決定をチームとして下せるかどうかが現実社会においても重要なのではないかなと思いました。

Core1では、当面はビジネスゲームは無さそうですが、Statisticsの期末試験が3日間のグループワークなので、もしかしたら似たようなものかも?と思っています。

明日からはCore1も後半戦、精一杯がんばります!!!

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